東京株式(前引け)=米国株安、ユーロ安など受け利益確定売り優勢

 5日前引けの日経平均株価は前日比147円安の1万1112円と6日ぶり反落。前場の東証1部の売買高概算は26億5970万株、売買代金は1兆3190億円と一段と厚みが加わっている。値上がり銘柄数は491、値下がり銘柄数は1069、変わらずは132銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は大幅に売り先行で始まり、寄り後早々に日経平均は180円以上の下げとなる局面もあったが、その後は押し目買いに90円安程度まで下げ渋る動きをみせた。ただ、前引けにかけて売り圧力が強まり再び軟化した。前日の米国株市場でNYダウが反落、為替市場でも1ドル=92円台前半、1ユーロ=124円台後半の推移と目先は円高方向に振れており、これが利益確定売りを誘発した。スペインやイタリアでは政局不透明要因を背景に国債利回りが上昇するなど、ここ懸念の薄らいでいた欧州で不安材料が生じ、ユーロが売られるなどややリスクオフの動きとなっている。それでもパナソニック株の急騰を横目に主力電機株への押し目買いが入り、全般は底堅さを発揮する場面もあった。
 個別ではパナソニックが断トツの売買代金をこなし急騰、みずほなど大手銀行株の一角が堅調。JALが買われ、神戸鋼などもしっかり。半面、日立が安く、シャープ、マツダなども軟調。ファーストリテが急落、ソフトバンクも冴えない。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)