<私の相場観>=東海東京調査センター・投資調査部長チーフストラテジスト 隅谷俊夫氏

 当面の株式相場は上値トライの強い展開だろう。基本的に日銀の追加金融緩和期待と円安進行を背景に買われるとみている。

 今月13~14日に開催される日銀の金融政策決定会合では現状維持の可能性が高いが、次期日銀総裁人事が月内にははっきりしてくる見通しで、安倍首相の意向に沿った人事となることから、4月以降の新総裁による一段の金融緩和期待が継続しよう。

 また、円安も政府サイドが95~100円までは問題がないとしているだけに、この水準まで円安が進む可能性が高くなっている。したがって、1ドル95円示現で日経平均は1万2000円、100円示現なら1万3000円まで上昇すると判断している。

 仮に米株式が2月は税金対策の売りから調整に入っても1万1000円を大きく割り込む可能性は低いとみている。外国人など買い余力は依然大きいとみられ需給面からも上値トライの展開だろう。

 基本的に金融相場だけに、循環物色となる。ここ一休みしている政策関連の後、自動車・ハイテクの円安関連、メガバンクなど金融関連、新興市場の小型株と順繰りに買われる展開になろう。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)