欧州政情懸念強まり、リスク選好の巻き戻し

RBA(豪中銀)金利据え置き
昨日の海外時間には、欧州の政治情勢に対する懸念が高まったことなどから、各国株価が下落しリスク選好の動きが後退してドルと円が買い戻される動きが強まりました。

欧州時間、スペインのラホイ首相が不正資金受領疑惑で辞任する可能性が取り沙汰されたこと、イタリア総選挙でベルルスコーニ前首相が減税や政府コストの削減を実行するとの公約を発表して支持率が高まっていることを嫌気して、スペイン、イタリアの国債利回りが大幅に上昇、欧州各国の株価が下落しユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.3550台まで、ユーロ円は125.80円台まで下落しました。一方ドル円は米長期金利が上昇したことを受けて一時2年9か月ぶりとなる93.10円台まで上昇しましたが、その後リスク選好の巻き戻し米長期金利が反落する中で92.70円台まで下落しました。

NY時間にはいって、発表された米・12月製造業受注が弱い結果だったこともあって米長期金利の低下も続く中、リスク選好の巻き戻しの動きが継続し、ユーロドルは1.3500台まで、ユーロ円は124.60円台まで、ドル円は92.20円台まで下落しました。

さきほど豪中銀が政策金利を予想通り3.00%に据え置きましたが「追加緩和の余地がある」「豪ドルは依然予想を上回っている」などとされたことから豪ドル売りが強まっています。

今日の海外時間にはスイス・12月貿易収支、ユーロ圏・1月サービス業PMI、英・1月サービス業PMI、ユーロ圏・12月小売売上高、米・1月ISM非製造業景況指数の発表のほか、オランド・仏大統領、バローゾ・欧州委員長、米・デューク・FRB理事の講演が予定されています。