東京株式(大引け)=416円高、リーマン後高値を払拭

 6日の東京株式市場は欧米株上昇や為替の円安加速を背景に買い気が一段と強まり、全体の8割の銘柄が上昇、日経平均は400円を超える上昇を示した。大引けの日経平均株価は前日比416円高の1万1463円と急反騰し2010年4月5日につけたリーマン・ショック後の高値1万1339円(ザラ場高値1万1408円)を上回った。東証1部の売買高概算は46億1684万株、売買代金ベースでは2兆8191億円と商いも記録的な高水準が続いている。値上がり銘柄数は1366、値下がり銘柄数は238、変わらずは94銘柄だった。
 きょうの東京市場は前日の海外株高や一段と進む円安を受けて主力株中心に大きく買い戻される流れとなった。日経平均は前日に213円安で安値引けと引け味が悪かったが、海外株安と円安進行で再び新値街道に切り返した。日銀の白川総裁が任期前倒しで辞任する意向を表明したことを受けて、次期総裁の下で一段の金融緩和への思惑が高まっており、これが全体の買い意欲を支えている。1ドル=93円台後半に円が売られるなど為替の円安に加え、今週末に株価指数オプションSQを控えていることで、先物経由の買いも上げ足を加速させた。
 個別ではトヨタが売買代金トップで急騰したほか、みずほなど大手銀行株も買われた。パナソニック、三菱重工など主力株は軒並み高い。このほかイビデンが値を飛ばし、石川製、豊和工、東京計器など防衛関連も物色人気を集めている。一方、日電波、曙ブレーキなど業績下方修正銘柄の一角に売りが出ている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)