ドル円、一つの目安に達したが?

一旦落ち着くのか?
今日ドル円は、一時2010年5月以来となる94円台に乗せました。

月足、週足などの長いチャートをご覧の方は気づいていらっしゃると思いますが、94円付近というのは一つの大きなポイントです。

ドル円相場は2007年6月に124.10円台の高値を付けて、そこから4年あまりかけて2011年10月に史上最安値となる75.32円まで下落しました。そして昨年末からの急激な上昇で今日94円台まで戻したのですが、この124円台から75円台までの下落幅の、フィボナッチでおなじみの38.2%戻しが94円付近になります。

一般的に相場が反発(反落)した時にはそれまでの下落(上昇)幅の38.2%程度までは戻ることが多いと考えられています。そしてその水準を超えて反発(反落)が続けば、次の目標は最初の値幅の半値戻し(50%)と言われています。

ドル円は最初の戻しの目途である94円に達したことで、一旦達成感が出て相場が落ち着く可能性があります。しかし今後も上昇が続くのであれば、124円から75円の50%の戻しである99.70円付近(≒100円)を目指すと考えられるのです。

「アベノミクス」は依然として期待感先行ではありますが、すでにここまで円安、株高が続いてきました。今後3本の矢と言われる「大胆な金融政策」「大胆な財政政策」「大胆な成長戦略」が具体化され、それが確実に実行されていくのであれば、相場は上昇幅を拡大していくものと考えられます。その場合は1ドル=100円は目標ではなく通過点になる可能性すらでてきます。