<株式トピックス>=「木の葉と鉄が順番に浮上する」相場

 最近のダイナミックな上昇相場を見ていて、「木の葉が沈んで鉄が浮く」という言葉を思い出した。これは、いまから25年ほど前に起きていたバブル相場まっただ中の時期に市場で盛んに言われた言葉だ。
 株式市場が本当にエネルギーを伴って大幅上昇するときは、木の葉(当時は中小型株や軽量のハイテク銘柄をそう呼んだ)は沈みぎみだが、鉄(当時は鉄鋼、造船などは時価総額も大きく、価格変動の少ない銘柄の代表格とされていた)は逆に浮上するというもの。
 6日の相場では、文字通り〝鉄〟の代表格ともいえる三菱重工業<7011.T>が、売買代金5位で、上昇率は10%に達している。さらに、トヨタ自動車<7203.T>は売買代金トップで6%上昇、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>は同3位で5%上昇と、ヘビー級の銘柄が連日にわたり高い上昇率を継続している。
 さらに、今回の相場の特徴は、新興市場上場のバイオ関連銘柄群が大相場を演じるなど〝木の葉〟の方も沈んでいるとは思えない。「木の葉と鉄が順番に浮上する」循環物色がうまく継続しているように思うのだが。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)