ゼオンが急反発、トウペに対するTOBなどを材料視

 日本ゼオン<4205.T>が急反発。株価は一時、前日比120円高い867円まで買われた。6日の取引終了後、トウペ<4614.T>に対して、完全子会社化を目指して1株125円でTOBを実施すると発表したことを好感。買付総額は38億5400万円で、買付期間は2月7日から3月21日まで。エストラマー素材事業の強化につながるとの期待が持たれている。これに対してトウペの取締役会はTOBに賛同の意を表明しているほか、株主に対して応募を推奨している。また、トウペ親会社の古河機械金属<5715.T>も今回のTOBに応募することを表明している。
 また、ゼオンが同時に発表した第3四半期累計(4~12月)連結決算は、売上高1865億8900万円(前年同期比6.4%減)、営業利益171億4200万円(同39.8%減)、純利益112億2500万円(同30.0%減)となった。世界的な景気減速の影響などで主力のエストラマー事業が落ち込んだほか、高機能材料事業も液晶用光学フィルムは回復基調にあるものの、上期の落ち込みの影響から減収となった。なお、13年3月期業績予想は売上高2600億円(前期比1.1%減)、営業利益220億円(同31.5%減)、純利益120億円(同37.3%減)と従来予想を据え置いている。

ゼオンの株価は11時02分現在826円(△79円)
トウペの株価は11時02分現在125円(△3円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)