午前:債券サマリー 先物は続伸、ECB理事会やスペイン国債入札などに関心

 7日午前の債券市場では、先物中心限月3月限は続伸。為替が1ドル=93円台前半への円高に振れたほか、欧州情勢に不透明感が出ていることから安全資産である債券を買う動きが強まった。
 債券先物は一時、前日比17銭高の144円18銭まで上昇、現物債市場でも10年債利回りは0.760%に低下した。日銀による追加金融緩和期待は強いが、やや展開材料難。このなか、市場では今月下旬のイタリア総選挙に向けた動向やスペイン・ラホイ首相の不正献金問題など欧州情勢への関心が高まっている。この日は欧州中央銀行(ECB)理事会が開催されるほか、スペイン国債の入札がある。低下基調にあったスペイン10年債の利回りは、足もとでは上昇に転じている。欧州情勢が落ち着き、市場のリスクオン姿勢が続くかどうかが関心を集めている。
 午前11時の先物3月限の終値は前日比13銭高の144円14銭。出来高は1兆5689億円。10年債の利回りは同0.010%低下の0.760%、20年債は同変わらずの1.785%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)