仏財務相「財務相会合で為替水準に関して議論される」

独政府報道官「長期的に見れば過大評価されていない」
昨日の海外時間には、欧州株が下落したことや、仏財務相が「ユーロ圏財務相会合でユーロの為替水準に関して議論される」と述べたことなどからユーロ売りが強まりました。また米長期金利が下落したことなどからドル円も売りが優勢となりました。

欧州時間序盤、特段のニュースはありませんでしたが米長期金利、NYダウ先物が上げ幅を削る展開となるとユーロ売りが強まってユーロドルは1.3510台まで、ユーロ円は126.50円台まで、ドル円も93.60円台まで反落しました。その後はもみ合いとなりましたが、今月下旬に行われるイタリア総選挙でベルルスコーニ前首相の支持率が、現在選挙戦をリードしている民主党党首ベルサニ氏にさらに迫ったとの報道もあってユーロは上値の重い展開が続きました。

NY時間にかけて、モスコビシ仏財務相が「11日のユーロ圏財務相会合でユーロの為替水準に関して議論されるだろう」「G20とユーログループは為替レートを調整する必要がある」などと述べたことからユーロ売りが強まりました。その後独政府報道官が「ユーロ相場は長期的に見れば現時点では過大評価されていない」と述べましたが影響は限定的で、欧州株、NYダウ先物、米長期金利が下落する中、ユーロドルは1.3490台まで、ユーロ円は125.90円台まで、ドル円も93.30円付近まで下落しました。しかしNYダウの取引が始まると、寄り付きこそ先物の下落を受けて下落して始まりましたが、すぐに買いが優勢となって反発したことからユーロなども反発し、ユーロドルは1.3540台まで、ユーロ円は126.80円台まで、ドル円も93.60円台まで上昇しました。

NY時間午後にはいって、米長期金利とNYダウが下落する展開となると、為替市場でもリスク回避の動きが強まって、ユーロドルは1.3510付近まで、ユーロ円は126.00円台まで、ドル円は93.20円台まで下落しました。しかし引けにかけてNYダウが反発したことから円売りが強まって、ドル円、ユーロ円はやや買い戻されました。

今日の海外時間には英中銀(BOE)、欧州中銀(ECB)の政策金利発表、ドラギECB総裁の会見があるほか、英・12月鉱工業生産、英・12月貿易収支、独・12月鉱工業生産、加・12月新築住宅価格指数、加・12月住宅建設許可、米・新規失業保険申請件数の発表が予定されています。