<私の相場観>=SBI証券・投資調査部長 鈴木 英之氏

 日経平均株価は、3月末までに1万2000円台を回復している可能性がありそうだ。

 金融危機の際の1998年の日経平均の下値である1万2000円台を回復することは、脱デフレに向けた象徴的な動きとなるように思える。

 また、日銀白川総裁の3月19日での辞任表明は、日銀の新体制による追加金融緩和期待から円安を加速させた側面があるだろう。

 現在の株式市場の状況は、2005年に当時の小泉首相が郵政解散を行い、改革期待から外国人が大量買いを入れた時期に似た面がある。

 安倍首相は円高是正と脱デフレに取り組んでいる。昨年11月の野田前首相の国会解散宣言から、外国人投資家はすでに2兆円強の買い越しとなっているが、海外株高もあり買い余力は大きいだろう。

 注目されるセクターは輸出関連株や金融株。トヨタ自動車<7203.T>などの自動車、それに機械、精密など。金融株では、大手銀行や証券、保険など。また、信越化学工業<4063.T>のようなシェールガスに関係している銘柄や業界にも注目している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)