日本紙が大幅続伸、業績回復で出遅れ買いムード高まる

 日本製紙グループ本社<3893.T>が大幅続伸、全体軟調相場の中で異色の上げ足をみせている。同社が6日発表した12年4~12月期の連結決算は最終損益が74億円の黒字と前年同期の398億円の赤字から大幅に改善した。東日本大震災による損失や事業構造改革費の減少が利益に寄与した。株価は直接的にはこれを好感した形だが、買いの背景には水準訂正余地の大きさに着目する動きがあるようだ。同銘柄をはじめ紙パルプセクターは昨年来高値更新水準までまだ開きがあり、全体底上げ局面にある中で「リターンリバーサル狙い(出遅れ買い)の対象として急浮上している」(市場関係者)。同銘柄は2.7%の配当利回りを保持しながらPBRが0.4倍台に放置されるなど割安感が強く、ここにきて買いに弾みがついている状況だ。

日本紙の株価は13時03分現在1453円(△138円)。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)