東京株式(寄り付き)=欧州景気不安や米株安を受けて売り優勢

 8日の東京株式市場は大きく売り先行で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比177円安の1万1179円と続落。前日の欧米株市場は総じて軟調で米国株市場ではNYダウが3日ぶりに反落するなどリスクオフの流れにある。ECBのドラギ総裁が7日の理事会後の記者会見で欧州景気の下振れリスクに言及するなどユーロ圏経済への不透明感が浮上したことから売り圧力が強まった。為替市場でも対ユーロで円高歩調となり、足もとは1ドル=125円台半ばの推移と円が買い戻されていることも主力株中心に買い手控え感を誘っている。寄り前に財務省から発表された12年12月の貿易収支は2641億円の赤字で、これは為替の円安材料として意識される。きょうは株価指数オプションとミニ日経平均先物のSQ算出日にあたり、寄り付きはいったん様子見となりやすいほか、一日を通じても週末で3連休を控えていることもあってポジション調整の売りが出やすい。業種別では33業種中、空運、非鉄、証券、石油などをのぞく29業種が安い。値下がりで目立つのは鉱業、機械、食料品、ガラス土石、精密機器、化学など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)