富士通が続急騰、今3月期最終損益を950億円赤字もリストラ好感

 富士通<6702.T>が寄り付きから買いが集中し、カイ気配スタートなる強調展開となった。同社は7日、13年3月期の連結最終損益が950億円の赤字になる見通しであることを発表した。半導体事業の再編や人員関連費用等の事業構造改善費などで合計1700億円の特別損失を計上することが影響し、従来予想は250億円の黒字で1200億円の大幅下方修正となったほか期末配当を従来予想の5円から無配にすることも発表している。ただ一方でドラスチックな人員削減などのリストラ策を打ち出しており、株価はこれによる来期以降の業績回復に期待する買いが優勢となった。国内外で5000人の人員削減方針を打ち出したほか、パナソニックとの間で、それぞれが営むシステムLSI事業の設計・開発機能などを統合してシステムLSIの設計・開発などを手掛ける新会社を設立することで基本合意したと発表しており、これに伴う新会社への転籍なども含めると国内外での人員削減は9500人に及ぶ。

富士通の株価は9時30分現在433円(△20円)。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)