東京株式(前引け)=為替の円安一服、利益確定売り続く

 8日前引けの日経平均株価は前日比156円安の1万1200円と続落。前場の東証1部の売買高概算は23億2966万株、売買代金は1兆4841億円と高水準。値上がり銘柄数は411、値下がり銘柄数は1155、変わらずは129銘柄だった。
 きょう前場の東京市場は、前日の欧米株市場の軟調や為替市場で円安が一服していることなどを受けて主力株中心にリスクオフの流れが強まった。ECBのドラギ総裁が7日の理事会後の記者会見で欧州景気の下振れリスクに言及するなどユーロ売り要因となり、為替市場では特に対ユーロでの円高が意識されている。ただ一方で、寄り前に財務省から発表された12年12月の貿易収支は2641億円の赤字で、これが円を買い戻す動きにブレーキをかけており、足もとは1ドル=93円台半ば、1ユーロ=125円台半ばでもみ合う展開となっている。一時日経平均は200円を超える下げを見せたが、1月第5週現在、12週連続で買い越している海外投資家の買いや個人投資家の参戦などが下値を支える思惑となり前引けはやや下げ渋った。
 個別ではソニーが安く、パナソニック、ニコンなども軟調。ファーストリテも大幅安、ソフトバンクも冴えない。半面、JALが高く、ミツミ、住友鉱も上昇、ルック、レナウンなども物色されている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)