ドラギECB総裁の会見を受けユーロ急落

ユーロ高に言及
昨日の海外時間には、ドラギECB総裁が「ユーロ圏景気のリスクは引き続き下向き」「ユーロの上昇が持続的なものであるかどうか、物価安定へのリスクに関する判断に変化をもたらすものかどうかを見極めたい」と述べたことからユーロが売られました。

欧州時間、欧州株やNYダウ先物が上昇したこともあってユーロ買いと円売りが強まり、ユーロドルは1.3570台まで、ユーロ円は127.40円台まで、ドル円も93.90円台まで上昇しました。一方、カーニー次期BOE(英中銀)総裁が「BOEは非伝統的な政策を脱しなければならない」と述べたことからポンドが一旦大きく買われました。その後BOE(英中銀)とECB(欧州中銀)が政策金利を据え置くと発表しましたが、予想通りだったことから大きな影響はありませんでした。

NY時間にはいってドラギECB総裁が会見で「(ユーロの)上昇はある意味でユーロへの信認回復」「ユーロの名目及び実質実効為替レートはおおむね長期的平均に近い水準」とした一方で「ユーロ圏景気のリスクは引き続き下向き」「為替相場は政策の目標となるものではないが、成長と物価安定にとって重要」「ユーロの上昇が持続的なものであるかどうか、物価安定へのリスクに関する判断に変化をもたらすものかどうかを見極めたい」と述べたことからユーロ売りが急激に強まって、ユーロドルは1.3370付近まで、ユーロ円は124.50円付近まで下落しました。この間米長期金利が低下したことからドル円も93.00円台まで下落しました。

NY時間午後にかけて、株価や米長期金利が反発したことからユーロドルは下げ止まって、円が売り戻されドル円は93.60円台まで、ユーロ円は125.40円台まで反発しました。

東京時間に発表された日本の12月国際収支では、経常収支赤字が予想を大きく上回ったものの、貿易収支赤字がほぼ予想通りだったことから大きな動きにはなりませんでした。

今日の海外時間にはスイス・1月失業率、独・12月経常収支/貿易収支、加・1月住宅着工件数、加・1月雇用統計、加・12月貿易収支、米・12月貿易収支の発表が予定されています。