<私の相場観>=国際テクニカルアナリスト 武蔵 宗久氏

 今年2月6日に日経平均は、リーマン・ショック後の高値を更新した。既にNY市場においては昨年2月3日に、ロンドンも今年1月4日にリーマン・ショック後の高値を更新している。

 かつて世界の金融マーケットの中心的機能を果たしてきた「三つの市場」がリーマン・ショックを乗り越えたことで、世界の株式市場の新しい相場展開が想定される。特に米国において、NYダウの史上最高値更新が視野に入ってきていることから、再度、世界同時株高へ発展する可能性を秘めている。

 NYダウの史上最高値は、2007年10月9日の1万4164ドル、その日の日経平均は1万7159円だった。新政権が目指す「三本の矢」政策が進展し、7月の参議院選挙の結果次第で、日経平均は1万7000円を目指す可能性がある。

 テクニカル分析で、NYダウと日経平均は、エリオット波動、グランビル法則の検証から、すでに長期上昇相場を形成している。また個別でも、欧米で人気のテクニカル分析、ポイント&フィギュア・チャートにおいて「買いシグナル」を多発し、日本で人気の新値三本足・チャートでは、急騰相場でよく見られる「だまし」サインを多く発しており、長期上昇相場への発展が期待される。注目銘柄は三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>とKDDI<9433.T>

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)