東京株式(大引け)=203円安、欧州経済不安で続落

 8日の東京株式市場は欧州景気の先行き不透明感から終始売りに押される展開。途中下げ渋る場面もあったが、大引けにかけて再び売り直された。
 大引けの日経平均株価は前日比203円安の1万1153円と続落。この日のほぼ安値圏で引けている。また、週間では13週ぶりの下落となった。東証1部の売買高概算は42億3107万株、売買代金も前日には及ばなかったものの2兆7027億円と高水準。きょうは、株価指数先物オプションとミニ日経平均先物SQ算出日だった関係で商いが上乗せされている。値上がり銘柄数は320、対して値下がり銘柄数は1298と全体の77%弱に達した。前日比変わらずは80銘柄だった。
 きょうの東京市場は、前日の欧米株市場の軟調や為替市場で円高傾向に振れるなどリスクオフの流れが形成される中、寄り付きから広範囲に売りが優勢となった。ECBのドラギ総裁が7日のECB理事会後の記者会見で欧州景気の下振れリスクに言及したことから、ユーロ圏経済への不透明感が浮上した。これを受けて1ユーロ=125円台前半へと円高に振れたことが主力輸出株中心に手控え要因となっている。また、日中関係の悪化による地政学的リスクも上値の重しとなった。 
 個別ではマツダが安く、ソニーも大幅安。京セラが売られたほか、ディーエヌエー、ファーストリテも急落した。パナソニック、ニコンも軟調。半面、トヨタが堅調、JAL、住友鉱、全国保証なども値を飛ばした。ミツミ、千趣会が急騰し、ドワンゴも大幅高となった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)