2013年、ドル円の最安値は100円か=ツクヨミ 岡野

95円を軸に、±5円が目安
昨年11月からの円安の背景には「円高で輸出企業の業績が厳しい」という国内の経済情勢がありました。

「では企業物価から見れば、ドル円の最安値はどのあたりか?」

企業物価を基準とした購買力平価は、2012/09時点で95.54円。
名目為替レートの12ヶ月あたりの標準偏差は、1.70円(2011/10~2012/09)。
(参考:国際通貨研究所HP)

変動幅を最大3σとしたとき、「ドル円は大体95円を軸に±5円」となります。
よって「ドル円の最安値は100円」と見ています。

現在は、金融危機以降の過度な円高が修正されている局面です。
今後ドル円は、先行して激しく動くというよりも、TPPを始めとした貿易問題や各国の財政問題の行方に反応する形で動いていきそうです。そんな中で最安値のピーク時期は、そうした諸問題の行方に左右されそうです。

2013年世界経済は、「緊縮財政からマイルドインフレへ」という方向転換が起こる可能性があります。
日本の物価だけでなく、各国の物価は緩やかに上昇し、ドル円は100円を大きく超えるような展開にはなりにくいと見ています。