<株式トピックス>=想定為替レート変更で市場に浮上した憶測

 8日で12年4~12月期累計決算の発表がほぼ出揃った。昨年11月半ば以降、外国為替市場で対ドルや対ユーロで、急速な円安が進行したことを受けて、自動車、電機、精密機器といった輸出関連企業では、第2四半期累計(4~9月)決算発表時に公表した想定為替レートの修正を実施している。
 それを見た一部市場関係者のあいだで話題となっているのが、企業によって修正値にかなりの開きがあるということだ。なかでも、注目を集めているのが同業種の日立製作所<6501.T>と三菱電機<6503.T>の差だという。
 市場関係者は「三菱電が、従来の1ドル=80円、1ユーロ=100円という想定レートを今回据え置いている一方、日立は従来の1ドル=78円から、一気に1ドル=90円へと思い切って修正した」としている。
 もちろん企業によって考え方は様々で、部外者が口を挟むべきではないが「上方修正の〝のりしろ〟を多くとった三菱電は余裕を示したということか」(中小証券)としている。
 自動車では、トヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>はともに1ドル=81円と小幅な修正に止まっている。逆に、ソニー<6758.T>は88円前後(従来予想80円前後)へ、任天堂<7974.T>は90円(同80円)へ、コマツ<6301.T>は88円(同79円)へ、日立建機<6305.T>は89円(同78円)などは修正幅が大きい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)