麻生財務相の発言で円買戻し強まる

ユーロは引き続き上値の重い展開
金曜日の海外時間には、麻生財務相が「我々の意図せざるくらいに円安に動いた」と述べたことから円買いが強まりました。一方ユーロは買い戻される場面もありましたが、前日の流れを引き継いで下落幅を拡大しました。

欧州時間序盤、NYダウ先物や米長期金利が下落したことから円買いが強まって、93円割れのストップロスを巻き込んでドル円は91.70円台まで、ユーロ円は124.10円台まで下落しました。さらに麻生財務相が「為替が我々の意図せざるくらいに円安に動いた」と述べたと報じられたことからドル円は92.10円台まで、ユーロ円は123.50円台まで下落幅を拡大しました。その後財務省が「報道は文章の一部分を抜いたもの無視するように」と各銀行などに伝えたこともあって反発し、ドル円は93.00円台まで、ユーロ円は124.90円付近まで上昇しました。しかし買戻しが一巡すると、欧州株やNYダウ先物が下落したことなどから再び円買いが強まって、ドル円は92.20円台まで、ユーロ円は123.60円台まで、ユーロドルも1.3400付近まで下落しました。

NY時間にはいってもNYダウ先物の下落が続き、ユーロドルは1.3360付近まで、ユーロ円は123.40円台まで下げ幅を拡大しました。しかしNYダウ先物が反発し、NY株式市場の現物取り引きが開始されて上昇したことからユーロなどが買い戻され、ユーロドルは1.3400台まで、ユーロ円は124.50円付近まで上昇し、米長期金利が反発したこともあってドル円も92.80円台まで上昇しました。

NY時間午後にかけて、株価や米長期金利が下落したことからリスク回避のドル買いが強まって、ユーロドルは1.3350台まで、ユーロ円は123.70円台まで下落しましたが、その後は各通貨ペアとももみ合いとなりました。

今日の海外時間には目立った経済指標の発表はありませんが、ユーロ圏財務相会合が予定されています。