外為サマリー:一時1ドル94円40銭台へ円安進行、米財務次官が安倍政権の政策支持

 12日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=94円32~33銭近辺と前週末午後5時時点に比べ1円54銭の大幅な円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=126円44~48銭と同2円14銭の円安・ユーロ高で推移している。
 前日のニューヨーク外国為替市場では、一時1ドル=94円46銭と2010年5月以来、2年9カ月ぶりの円安・ドル高が進行した。米ブレイナード財務次官が「デフレからの脱却を目指す日本の努力を支持する」と述べ、金融緩和と財政政策による安倍政権の政策に反対しない姿勢を示した。この発言を受け、それまで93円40銭前後で推移していた円相場は、一気に94円40銭台まで1円近く円安・ドル高に振れた。
 市場では今週末15日から16日に開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を前に、要人発言への関心が強まっている。先進7カ国(G7)が通貨安競争の回避に向けた共同声明を準備しているとの報道も伝えられたが、市場には「円安の基調には変化が無い」とみる声が多い。G7の声明はG20の前後に発表される可能性が指摘されている。
 ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.3405~06ドルと前週末午後5時時点に比べ0.0008ドルのユーロ高・ドル安で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)