東京株式(前引け)=2年9カ月ぶりの円安追い風に急反騰

 12日前引けの日経平均株価は前週末比269円高の1万1422円と急反騰。前場の東証1部の売買高概算は20億9119万株、売買代金は1兆1980億円と高水準。値上がり銘柄数は1188と全体の7割を占めた。対して値下がり銘柄数は391、変わらずは111銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、為替の円安進行を背景に主力株を中心に優勢で始まった後も戻り売りをこなし高値圏をキープ、1万1400円台前半の狭いレンジで頑強な展開を続けた。前日の米国株市場が小幅安となったほか、商品市況も足もと一服しており、外部環境はややリスクオンの流れに歯止めが掛かった格好。しかし、為替市場では、米財務次官が安倍首相の経済政策について支持する旨を明示したことなどを追い風に一段の円安に振れており、これが主力株を中心に買い戻しを加速させた。円は海外で1ドル=94円半ばまで下落、これは約2年9カ月ぶりの安値水準だ。
 個別ではトヨタが商いを伴い急騰、ソフトバンクも大幅高となっている。野村HDなど証券株が買われ、みずほなどメガバンクも物色人気に沸いた。半面、日産自が安く、カーバイドも急落。蛇の目、オリコ、ルックなども下げた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)