東京株式(大引け)=215円高、円安加速を背景に切り返す

 週明け12日の東京株式市場は朝方から買い優勢でスタート、その後も高値圏で頑強な動きを続けた。為替市場での円安が全般の買い意欲を支えた。
 大引けの日経平均株価は前週末比215円高の1万1369円と急反発。東証1部の売買高概算は41億1917万株、売買代金ベースでは2兆4324億円と高水準の商いが続いている。値上がり銘柄数は840、値下がり銘柄数は732、変わらずは125銘柄だった。
 きょうの東京市場は、為替の円安進行を背景に買い戻しが広範囲に入り、日経平均は大幅高となった。前日のニューヨーク外為市場で1ドル=94円50銭近辺と約2年9カ月ぶりの円安水準に達したが、これが日本経済のデフレ脱却に向けた期待と重なり株価を押し上げた。米財務次官が安倍首相の経済政策について支持する旨を明示、週末にモスクワで開催されるG20財務相・中央銀行総裁会議を前に、円安に対する政治的圧力への懸念が後退したことが円売りを加速させた。昼ごろに北朝鮮による核実験実施の可能性が伝わったが、全体は地政学リスクにも反応薄で、むしろ防衛関連の一角に短期資金の買いが集中するなど物色の手掛かり材料となっている。
 個別ではみずほ、三井住友など大手銀行株が高い。野村HDなど証券株も軒並み値を飛ばした。ソフトバンク、ファーストリテ、JALなども強い。トヨタも堅調だが、一方で日産自やいすゞ、マツダなど自動車大手の一角が売られるなど明暗を分けた。また蛇の目、カルソカンセイが売られ、ディーエヌエーも値を下げた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)