<検証話題株・カプコン>=看板タイトル不振、〝新顔〟で急浮上(1)

 カプコン<9697.T>の株価は昨年末に安値を更新した後、今年に入って急速に切り返す動きとなっている。看板タイトル「バイオハザード」の伸び悩みが懸念されていたが、ここへきて新たなタイトルが好調に推移していることが見直しの背景。新型ゲーム機が相次いで投入されるなかで同社の動向が注目される。

 カプコンの株価は昨年11月には1500円台で推移していたが、12月20日には1250円まで急落した。10月4日に発売した「バイオハザード6」(PS3/Xbox360/PC)が堅調な出足を示したものの、その後伸び悩んだことにより計画未達が必至の情勢になったことを受けて今3月期の通期予想を連結営業利益で当初予想の158億円から100億円(前期比18.8%減)に下方修正した。しかし、今年2月4日に発表された第3四半期では98億3800万円(前年同期比45.9%増)と大幅な増益を達成、これが評価されて5日には1660円まで急騰を演じた。

 昨年5月24日に発売された「ドラゴンズドグマ」が近年のオリジナルタイトルとしては異例のミリオンセラーを達成したことが第3四半期好調の背景だが、看板タイトルが衰退するなかで新たな収益源を見出せず業績低迷から脱せない同業他社とは異なり、開発力の高い同社の底力が改めて証明された結果といえそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)