ニチコンが出色の上げ足、業績不振も買い攻勢続く

 ニチコン<6996.T>が出色の上げ足をみせている。右肩上がりの5日移動平均線を足掛かりに昨年4月以来の4ケタ大台も視野にとらえつつあるが、やや違和感を伴うのは足もとの業績不振にもかかわらず買いが継続していることだ。パソコンやテレビなどの不振が同社の手掛けるコンデンサー販売を低迷させており、先週発表した12年4~12月期連結決算は最終損益が10億円の赤字と不調だった。先月下旬には三菱UFJモルガン証券などの投資判断引き下げなどもあったが、株価は出てくる売り物を飲み込む形でウネリを増している。PBRは0.7倍台と割安感はあるものの業績悪を前に上値を買い進む根拠としては薄い。市場では材料内包の思惑も見え隠れする中、一部特定資金の買い攻勢もウワサされているようだ。

ニチコンの株価は12時37分現在898円(△43円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)