ロシア財務省高官発言で円売り強まる

独ビルト紙「ECBはユーロ高を懸念」
昨日の海外時間には、ロシア財務省高官が「円は明らかに過大評価されてきた」と述べたことから円売りが強まりました。一方独ビルト紙がECBのユーロ高懸念を報じたことからユーロ売りが強まりました。

欧州時間、欧州債務国国債利回りが低下したことや欧州株が堅調に推移したことからユーロも堅調に推移し、ユーロドルは1.3480台まで、ユーロ円は125.80円台まで、ドル円も93.40円付近まで上昇しました。その後発表された英中銀四半期インフレリポートで「英インフレ率は上昇する見通し」などとされ、キングBOE総裁が「楽観する根拠ある」と述べたことたもあって一旦ポンド買いが強まりました。ところがレポートでは「必要なら追加刺激策を実施する用意」とされたことや、キングBOE総裁が「海外製品と比較した場合の国内生産品の相対価格を何とかして変える必要があるのは明らかだ」としてポンド安の必要性を示唆したことから反対にポンド売りが急激に強まりました。
一方ドル円は、東京時間終盤の流れを引き継いで93.40円付近まで上昇してもみ合いとなっていましたが、ロシア財務省高官が「円は明らかに過大評価されてきた」「日本が為替介入をしていないことが重要と認識」と述べたことから円売りが強まって、ドル円は93.70円台まで、ユーロ円は126.40円付近まで上昇しました。その後独当局者が「G7の中で為替に関する不一致はない」などと述べましたが、影響は限定的な物でした。

NY時間にはいって、欧州株が一段高となる中ユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.3520付近まで、ユーロ円は126.50円台まで上昇しましたが、独ビルト紙が「ECBはユーロ高が危機に見舞われる国の景気回復を損なうと懸念」と報じたことからユーロ売りが強まってユーロドルは1.3460台まで、ユーロ円は125.70円台まで反落し、ドル円も93.30円台まで下落しました。その後しばらくはもみ合いとなりましたが、NYダウが下落にレンジたことやポルトガル首相が「失業率の統計を懸念している」と述べたことからユーロ売りが再び強まって、ユーロドルは1.3420台まで、ユーロ円は125.30円台まで下落幅を拡大しました。

東京時間に入って発表された第4四半期GDPが予想を裏切って3期連続のマイナス成長となったことから円売りが強まって、ドル円は93.60円台まで、ユーロ円は125.90円台まで上昇しました。
昼過ぎに発表された日銀金融政策決定会合の結果は、予想通り現状維持とされ、やや円買いが強まる場面もありましたが、影響は限定的な物でした。

今日の海外時間には独/ユーロ圏・第4四半期GDP、米・新規失業保険申請件数の発表があるほか、明日早朝にはNZ・第4四半期小売売上高の発表が予定されています。