<株式トピックス>=2005年より2003年相場に似ている?

 昨年11月半ばからの急ピッチの株価上昇について、2005年の〝小泉郵政解散〟以降の相場との類似性を指摘する見方は多く、既に定着しつつある。それは、衆院選での自民党の圧勝、中国の日本批判の高まり、円安・ドル高の進行などが似通っているためだ。
 ところが、ここにきて市場関係者のあいだで「2003年類似説」が浮上しているという。2003年といえば、年明けから代行返上に伴う株式売りなどで需給悪化懸念が高まり、日経平均株価が8000円台でじり安歩調をたどり、4月28日には当時のバブル崩壊後安値の7607円をつけた。その後、りそな銀行への公的資金注入決定などをきっかけに、株価が上昇に転じ、日本企業の収益改善が外国人投資家に注目され、外国人投資家の積極的な買い越しにより、年末には1万676円までの上昇をみせた。
 この2003年の外国人投資家の買い越しは約8兆円に達し、2004年8兆円、2005年10兆円と3年間にわたって外国人投資家の大規模な買い越しが続いた。「昨年11月半ばからの上昇は、2003年4月末からの上昇に類似しており、今後3年間は外国人投資家の大量買い越しが続くのでは」(市場関係者)とする楽観的なシナリオだ。
 ちなみに、2003年相場で大幅上昇をみせたセクターは、鉄鋼、海運、証券、非鉄、銀行などとなっていた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)