東京株式(前引け)=欧州景気不安を背景に買い手控え

 15日前引けの日経平均株価は前日比99円安の1万1207円と反発。前場の東証1部の売買高概算は21億4728万株、売買代金は1兆572億円。値上がり銘柄数は210、対して値下がり銘柄数1433と全体の85%が下落する全面安商状となった。変わらずは51銘柄だった。
 きょうの東京株式市場は、朝方から売り先行となり日経平均株価は寄り後も徐々に下値を切り下げる展開となった。ユーロ圏の12年10~12月期GDPは3四半期連続のマイナスとなるなど欧州景気に対する警戒感がくすぶる中で、為替市場でユーロが売られる流れとなり、つれて対ドルでも円が買い戻されるリスクオフの流れとなった。ここまで全体株式市場は為替の円安にほぼ連動する形で上値を指向してきたこともあり、他に手掛かり材料に乏しいこともあり、円安一服局面では買いが入りにくくなっている。きょう、あすにモスクワで開催されるG20を前に持ち高を軽くしておこうというポジション調整の売り圧力も影響した。
 個別では売買代金上位の主力株は軒並み安く、みずほ、三菱UFJなど銀行株が軟調、野村HDなども売られた。ディーエヌエー、グリーなども下げている。ケネディクスはストッ安、トヨタ、ホンダなどの下げもきつい。半面、昭和シェルが急騰、東京精密、堀場製作などが値を飛ばした。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)