午後:債券サマリー 先物は急反発、次期日銀総裁の思惑で金利低下も

 15日の債券市場では、先物中心限月3月限は急反発。午後に入り円高と株安が進んだこともあり、債券市場は買いが先行した。
 為替相場が1ドル=92円台前半の円高に進んだことを受け、債券先物は午後1時過ぎに144円37銭とこの日の高値をつけた。特に、一部で次期日銀総裁に大和総研理事長の武藤敏郎氏が有力との見方が流れた。武藤氏は他の日銀総裁候補に比べれば、金融緩和には積極的ではないとの見方も出ている。このため、円高が進み債券市場には買い材料視された。
 一方、モスクワで開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を控え、安倍政権の金融政策に対する海外の評価には不透明感もあり手控え感も出ていた。
 先物3月限は144円20銭で始まり、高値は144円37銭、安値は144円19銭、終値は前日比19銭高の144円23銭。出来高は3兆4191億円。10年債の利回りは前日比0.020%低下の0.745%、20年債は同0.015%低下の1.740%、30年債は同0.025%低下の1.930%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)